正しい借用書の書き方5つの注意点|借用書ひな形もダウンロード可

借用書の書き方で注意する5点

借用書は公的な効果があるものでなくてはなりません。
お金を借りるという貸し借りがあったという事実を証明するものでもあり、取り決めを明確にするための書類でもあります。

 

連帯保証人をつけることができるのであれば、貸す側も安心をするでしょう。
しかしそれができない場合もあります。むしろその方が多いでしょう。

 

借用書の5つの注意点

  • 鉛筆書きは厳禁
  • 直筆の署名
  • 捺印(拇印)
  • 漢数字
  • 明確な日付

 

5つの注意点に気をつけて借用書を作成します。
消せる、書き直せる、という意味でも鉛筆書きは厳禁です。
現在はワープロ打ちの借用書を作成することが一般的となっていますがサインは直筆で行います。

 

意外にも多い間違いとして「数字」があります。
これもまた、改ざんを防ぐための対処方法です。
数字はすべて漢数字で記載しましょう。

 

【危険例1】曖昧な数字

 

この数字をどのように解釈するでしょうか?
「1」もしくは「7」どちらにも読み取れる数字です。
漢数字にすることでこのような曖昧さを防ぐことができます。

 

【危険例2】改ざん

 

「1」と記入したものも、簡単に「7」になってしまうことがわかります。
10万円が70万円に変えられることもありえるということです。

 

明確な日付を記載することは、利息を計算する上でも、また借金の時効を起算する日としても非常に重要です。

 

借用書ひな形(テンプレート)Word ワード

借用書の書き方は非常に重要な意味を持ちます。簡潔ではありますが、要点を抑えた雛形です。ワードになっていますのでダウンロードしてお使いいただくことができます。

 

借用書・連帯保証なしをダウンロードする(ワード 13.4KB)

借用書・連帯保証ありをダウンロードする(ワード 13.3KB)

 

借用書ひな形(テンプレート)PDF

借用書・連帯保証なしをダウンロードする(PDF 55KB)

借用書・連帯保証ありをダウンロードする(PDF 50KB)

 

借用書

 

借用書の書き方

貸主の氏名 ○○○様
賃借する金額 金○○円也
金利、実質年率 利息は年利○%とします。
毎月の返済日 毎月○日を返済日とします。
返済が遅れた場合の金利 遅延損害金は年○%とします。
返済開始日 元金に利息を付し、平成○○年○○月○○日より、〜支払います。
返済方式 貴殿の指定する銀行口座に元金均等払いにより
契約をした日 平成○○年○○月○○日

 

※連帯保証人をつけることができれば、連帯保証人の署名と印が必要になります。

 

返済を明確にする

返済についての詳細はしっかりと決めて記録しましょう。

  • 返済日
  • 金利
  • 返済開始日
  • 返済遅延の金利

細かいと思われるかもしれませんが、貸した以上は返済がなされなくてはなりません。
後々のトラブル防止のためにも必要な契約です。
また気をつけなくてはならないのは分割で返済になる場合です。
毎月の返済日のほか、その際に返済する金額も明確にしましょう。

 

期限の喪失

返済日を決めた以上、逆に考えてみると「その日までは返済の必要はない」ということでもあります。
返済遅延時の金利も設定しますが、それ以外にも一括返済を求める条件も決めておくと安心です。
例えば支払いが3回滞った場合、債務整理などを申し立てた場合など約束の期日までに支払う医師がないとみなされた場合には一括返済を請求できるという項目を用意しましょう。

 

収入印紙は必要

収入印紙がなくても借用書が無効になることはありません。
しかし金銭賃借の契約には印紙税法によって印紙を貼ることが決められています。
印紙代はすなわち印紙税です。
その印紙代が納税になるため、税を支払わなかったとして過怠税が課せられます。

 

金利の決め方

貸し手が自由に金利を設定して良いというものではありません。
利息制限法によって金利、遅延損害金利の上限は決められており、それ以上の金利を設定すると無効になります。

 

  上限金利 遅延損害金の上限金利
元金10万円未満 20%まで 29.20%
元金10万円以上100万未満 18%まで 26.28%
元金100万以上 15%まで 20.19%

 

トラブル防止の入念な準備

お金を個人から借り入れること個人に貸すことは危険を伴うのはいうまでもありません。
だからこそ借用書まで用意してトラブルを回避します。

 

しかし、借用書がしっかりとしていればよいと安心することもまた危険です。

 

  • 借用書
  • 金銭消費賃借契約書

 

実は個人のお金の貸し借りによる契約書、つまり約束事を書類として大きく2種類に分かれています。
どちらも「お金の貸し借りがあったことの証明」と「返済と遅延の詳細」を明確にするためのものです。

 

ただし、借用書は貸主の署名が必要ないため簡潔な書類として使われています。
金銭消費賃借契約書は貸主も借主も署名をして各1通ずつ保管する厳重な契約書です。

 

借用書も1通出なければならないという約束事はありません。
間違いやトラブルを防止するために双方1通ずつ用意すると安全でしょう。

 

裁判の証拠ともなりえる効力があることも覚えておかなくてはなりません。

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