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コミットメントラインとは?

金融用語集   62 Views

1999年に「特定融資枠契約に関する法律」が制定され、金融機関の手数料設定などの自由度が広がりました。これに伴い利用が広がったとされるのが「コミットメントライン」です。

まだまだ馴染みのない言葉ですが、今後さらに利用が拡大していくことが予想されるサービスです。

コミットメントラインとは?

コミットメントラインとは「銀行融資枠」とも呼ばれています。銀行が所定の審査を行い「融資枠内」であれば審査なしで融資が受けられる契約(=コミット)を結ぶ仕組みです。最近では中小企業でも資金調達の手段として活用されています。

コミットメントライン(銀行融資枠)は、事業者の決算状況によって決定されます。従って銀行融資枠を超える借入はできません。しかし金融機関は「設定したコミットメントライン」を契約期間中、拒否することはできません。つまり契約を結んだ企業には契約期間中は万が一の「流動的な資金を確保した」ことになります。

コミットメントラインの利用には当然、金融機関側の所定の審査があり、また設定した融資枠の利用の際には、金利とは別にコミットメントフィー等の手数料が必要となります。

コミットメントフィー(Commitment Fee)とは、コミットメントライン契約のほか、プロジェクトファイナンスの未使用資金枠に対して徴収される手数料を指します。のことです。「将来貸し出す枠に対して支払うべき手数料」の意味合いがあります。

コミットメントフィーは「枠の設定料という名目」の手数料です。

元本が存在しない「信用の許与ではないか?」という点から、利息制限法や出資法違反に引っ掛かる可能性があるのではと考えられていました。しかし「特定融資枠契約に関する法律」が制定されたことで、利息制限法、出資法の特例として金融業界では広く認められるようになっています。

コミットメントラインの種類

コミットメントラインには、主に次の2種類があります。

①スタンドバイライン

「非常時以外には資金引き出しを行わない」ことを前提とした狭義のコミットメントライン

②リボルビングライン

資金が必要な時にいつでも引き出しができるコミットメントライン

一般的には②リボルビングラインが主流となっています。

エクイティ・コミットメントラインとは?

コミットメントラインには「スタンドバイライン」「リボルビングライン」の2種類があり、一般的には「リボルビングライン」がコミットメントラインの主流となっています。

またこれとは別に「エクイティ・コミットメントライン」という契約もあります。「エクイティ・コミットメントライン」とは、金融機関に対して「新株予約権」を発行し、割当金融機関との間でコミットメント契約を結びます。そして新株予約権を用い、資金調達の目的を達成する方式を指しています。

新株予約権とは?

新株予約権とは、それを発行した株式会社に対して権利を行使することによって、その株式会社の株式の交付を受けることができる権利のことです。 新株予約権証券の所有者は、新株予約権を行使して、一定の行使価格を払い込むことで、会社に新株を発行させる、または、会社自身が保有する株式を取得することができます。

エクイティ・コミットメントラインの特徴は、新株予約権の発行会社が「主導権」を握っている点です。金融機関から直接資金を借入せず、新株予約権で資金調達が行うことができます。そのため「コミットメントラインの進化系」とも呼ばれています。

コミットメントラインの契約方法

コミットメントライン(銀行融資枠)の契約方法には、大きく分けて次の2種類があります。

①バイラテラル方式(相対型)

貸し手(金融機関)と借り手(企業)が相対で契約をする方法です。第三者を入れず、契約を当事者同士が行います。

②シンジケート方式(協調型)

アレンジャー(幹事金融機関)を中心に、複数の金融機関と一つの契約書に基づき、同一条件でコミットメントライン契約を締結する方法です。シンジゲートとは、もともと「有価証券などの引き受けのため」に、銀行や金融機関が結成する証券引受団のことを意味してます。

まとめ

コミットメントラインの契約には「コミットメントフィー」という手数料が必要となります。しかし一度契約を行っておけば、その契約期間は一定の融資枠を確保できることになります。いざという際の資金調達手段として有効です。

審査基準など厳しい条件を満たす必要もありますが、金融機関にとっても手数料収入を見込めることができるメリットもあります。金融機関側から提案があれば検討をしてみましょう。

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