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借入利率の正しい知識を手に入れよう

 2018/02/01 借入   7,361 Views

金融機関でお金を借りる場合、一番気になるのが「借入利率」でしょう。

「できるだけ低い利率で借りたい」
「どれだけの利率を払えばいいの」

お金を借りる際にはこのように考える方が多いはずです。まずは借入利率についての正しい知識を習得するようにしましょう。

借入利率とは?

  • 利率
  • 金利
  • 利息
  • 利子

金融機関での借入では、このような言葉が常につきまといます。同じような言葉ですが、これらの言葉の違いをきちんと説明できるでしょうか?

借入利率」と「借入金利」はほぼ同じ意味で、借入した元本に対する「借入利息(=借入利子)」の「割合」を意味します。簡単にいうと、「借入利息(=借入利子)」はお金を借りる際のレンタル料にあたり、「借入利率(=借入金利)」はレンタル料がいくらになるのかを計算する際の基準となるものです。

金融機関の借入では、借入利率は一般的に「年利」が用いられます。
つまり借入した元本に対して「1年間にどれだけの借入利息(借入利子)が発生するのか」ということになります。

借入利率と借入利息の計算方法

借入利率に年利を用いた場合の利息の計算方法は以下となります。

借入利息=借入元金×借入利率(年利)÷365日×借入期間

例えば100万円を借入利率(金利・年利)15.0%で1ヶ月(30日)借りた場合の利息は以下になります。

100万円×15.0%÷365日×30日=12,328円

100万円を1ヶ月後に全額返済する場合は、借入元金100万円に合わせて、利息12,328円を返済しなければならないということになります。

借入利率と借入利息の逆算方法

借入利率に年利を用いた場合の利息の計算方法は以下となります。

借入利息=借入元金×借入利率(年利)÷365日×借入期間

例えば100万円を借入利率(金利・年利)15.0%で1ヶ月(30日)借りた場合の利息は以下になります。

100万円×15.0%÷365日×30日=12,328円

100万円を1ヶ月後に全額返済する場合は、借入元金100万円に合わせて、利息12,328円を返済しなければならないということになります。

借入利率と借入利息の逆算方法

次に借入利息と借入元金・借入日数から借入利率を逆算して計算してみましょう。先ほどの計算式を変換することで、次のようにはじき出すことができます。

借入利率(年利)=借入利息÷借入元金×365日÷借入期間

例えば100万円を借入して1ヶ月後(30日後)に1万円の借入利息が発生したとしましょう。

1万円÷100万円×365日÷30日=約12.16%

では、借入金額100万円で100日後に5万円の借入利息が発生した場合はどうでしょうか。

5万円÷100万円×365日÷100日=18.25%

利息制限法では100万円以上の借入契約では、上限金利が「年利15.0%」と定められています。つまりこのような借入契約は法律違反であるということになります。

同様に100日後の借入利息が10万円、20万円の場合の借入利率も以下の通りとなります。

・10万円÷100万円×365日÷100日=36.5%
・20万円÷100万円×365日÷100日=73.0%

完全に違法契約であることがわかるでしょう。

上限利率と利息制限法

上限利率(上限金利)は当然、法律により制限されています。「利息制限法」という法律では、契約元金に応じて上限利率が以下のように制限されています。

契約元金 上限利率(年利)
10万円未満 年20.0%
10万円以上100万円未満 年18.0%
100万円以上 年15.0%

銀行や消費者金融などの借入では、この基準を超えての契約は禁止されてます。もしこの基準よりも高い利率での提案があった場合、その金融業者は法律を守らない、いわゆる「闇金」ですので絶対に契約してはいけません。

借入利率と借入限度額の関係

借入利率は基本的に契約金額が高額になるほど低くなる仕組みになっています。高額融資が可能ということは、それだけ貸倒リスクが低い利用者であるということです。金融機関側にすれば「低い金利でたくさん借りてもらおう」という感じでしょうか。

参考に「三井住友銀行カードローン」の契約極度額と借入利率のケースを見てみましょう。

契約極度額 借入利率
100万円以下 年12.0%~14.5%
100万円超200万円以下 年10.0%~12.0%
200万円超300万円以下 年8.0%~10.0%
300万円超400万円以下 年7.0%~8.0%
400万円超500万円以下 年6.0%~7.0%
500万円超600万円以下 年5.0%~6.0%
600万円超700万円以下 年4.5%~5.0%
700万円超800万円以下 年4.0%~4.5%

三井住友銀行カードローンの場合、契約極度額に応じて借入利率は8段階に分かれています。見てわかるように契約極度額が低くなるほど借入利率が低くなることが分かります。ただし契約極度額は審査により決定されますので、当然自分がどの借入利率で契約できるかも、実際に審査を受けてみなければわかりません。

消費者金融と銀行カードローンの金利比較

一般的に「消費者金融」よりも「銀行カードローン」が利率が低いとされてます。主要商品について比較してみましょう。

消費者金融の借入利率

消費者金融 借入利率
プロミス 4.5%~17.8%
アコム 3.0%~18.0%
SMBCモビット 3.0%~18.0%
アイフル 3.0%~18.0%
レイクALSA 4.5%~18.0%

銀行カードローンの借入利率

銀行カードローン 借入利率
ジェイスコア 年0.8%~12.0%
三菱UFJ銀行カードローン 年1.8%~14.6%
三井住友銀行カードローン 年4.0%~14.5%
みずほ銀行カードローン 年2.0%~14.0%
オリックス銀行カードローン 年1.7%~17.8%
楽天銀行スーパーローン 年1.9~14.5%
住信SBIネット銀行「Mr.カードローン」 年0.99%~14.79%
スルガ銀行カードローン 年3.9%~14.9%

大手消費者金融では「上限18.0%」が相場です。一方銀行カードローンでは「上限14.0%」前後となっています。一般的に消費者金融は銀行カードローンに比較して審査基準が緩やかになっていますので、その分利率を高くすることで貸倒リスクをカバーする必要があります。

一方、銀行では審査基準が厳しくなっていますが、一度審査にさえ通れば消費者金融よりも低い金利で借入が可能です。

上限金利と下限金利

カードローンの商品案内では「上限金利」と「下限金利」が提示されているのが一般的です。例えば「プロミス」の場合、「4.5%~17.8%」となっており、この場合「4.5%」が「下限金利」、「17.8%」が「上限金利」となります。この差が大きくて「一体自分はその金利が適用されるのだろう」と疑問に感じる方も多いでしょう。

適用される金利は審査により決定されます。返済能力が高いほど(=貸倒リスクが低いほど)適用される金利は低くなります。また契約金額が高額になるほど金利も低くなるのが一般的です。ただしこれらは一度審査を受けてみなければわかりません。

通常は「100万円未満の借入であれば上限金利に近い金利での契約」といわれています。また初めての利用者の場合も上限金利に近い金利契約となります。利用実績を積んでいくことで借入限度額が引き上げられるのと同時に金利も引き下げられるわけです。

下限金利が低い商品は非常に魅力ですが、各社の金利を比較する場合、より「上限金利」に注目して比較するようにしましょう。特に初めての利用者の場合は注意が必要です。

借入利率は信用度の高さで決まる

誰もが低い借入利率で借りたいと考えるものです。契約利率は「信用度」により決定されます。「信用度が高い」=「貸倒リスクが低い」と判断されることで、より低い金利での契約が可能となります。

最近のカードローンなどでは「スコアリング審査」が導入されています。申込者の「信用度」を「スコアリング=数値化」することで審査の可否と同時に適用金利を決定するシステムです。スコアリング項目の内容には次のようなものがあります。

  • 年齢
  • 職業
  • 勤務先
  • 勤続年数
  • 雇用形態
  • 年収
  • 居住形態
  • 金融商品利用実績 など

これらの項目を数値化し高点数を得ることができれば、低い金利での借入も可能となるわけです。ただしスコアリング審査を含めて審査内容は一般的に公表されません。また審査基準は各社異なっています。つまり適用される金利も実際に審査を受けてみなければわかりません。

スコアリングの「高点数→低点数」については、一般的に次のように考えられますので、参考にしてみましょう。

  • 公務員→大企業→中小企業→零細企業・個人事業主
  • 正社員→派遣社員・契約社員→パート・アルバイト
  • 年収は多いほど高点数
  • 勤続年数が長いほど高点数
  • 過去の金融事故(いわゆるブラック)は0点(大手では借入できないケースがほとんど)

少しでも負担を減らす3つのポイント

借入利率と借入利息の計算式などを確認することで、できるだけ利息支払負担を減らすには、以下の3点がポイントであることが分かります。

できるだけ低金利で借りる

たとえ数%の違いでも、長期に渡る返済では大きな差が生まれてきます。

  • 100万円を金利15.0%で1年間借りた場合→100万円×15.0%=15万円
  • 100万円を金利18.0%で1年間借りた場合→100万円×18.0%=18万円

1年間で3万円の差が生まれますので、できるだけ低金利の商品を選択するようにしましょう。

また消費者金融の商品などでは一定期間無利息サービスを提供している先もあります。短期間の借入であれば利息負担0で利用できますのでおすすめです。

無利息サービスとは

最近では大手消費者金融を中心に「無利息サービス」を提供する先も多くなっています。設定された無利息期間以内に全額返済を行うと、無利息=金利0で利用できるサービスです。ほとんどの場合、初回利用者限定のサービスですが、以下の点に注意して有効的に活用していきましょう。

・無利息期間が異なる

金融業者によって「30日」などの無利息期間が異なります。当然無利息期間が経過すると通常の利息を支払う必要があります。

・無利息期間のスタートが異なる

無利息期間の開始のタイミングが「契約日(の翌日)」か「借入日(の翌日)」かによって異なります。前者の場合、実際に借入するかどうかに関わらず無利息期間が経過していきますので注意しましょう。

できるだけ返済期間を短くする

100万円を金利15.0%で1年間借りた場合の利息は15万円です。これが2年間になると30万円、3年間になると45万円となります。

返済期間が長くなれば長くなるほど利息の支払負担も大きくなります。できるだけ返済期間を短くし、早期に完済することを考えましょう。

借入金額を少なくする

100万円を金利15.0%で1年間借りた場合の利息は15万円です。これが借入金額を50万円に減らすことで、利息は75,000円に減らすことができます。

不要な借入は行わずに、必要分だけ借入することを心がけましょう。

借入を利用する際、どうしても「低金利」の商品だけを気にしてしまいます。
しかしそれ以上に「返済期間」と「借入金額」のポイントを自ら心がけることも大切なのです。

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