車融資・車金融の危険性

車融資の危険性

「まとまったお金が必要!!」
「給料日までまだまだ先……」

 

こんな時、街中の電柱に貼られた「車に乗ったままお金が借りれます」という広告に心を動かく方もおられるのではないでしょうか。

 

いわゆる「車融資」「車金融」と呼ばれている、自家用車を担保にお金を借りることのできるサービスです。最近ではインターネット広告でも、このようなサービスを取り扱う広告を見かけるようになりました。

 

しかし、なんとなく怪しい感じもしませんか?

 

車融資を危険な存在と思われる方も多いでしょう。ここでは、そんな車融資の危険性について考えてみましょう。

 

金利以外に手数料を請求される

金融機関でお金を借りる場合、金利が発生します。しかし車融資を取り扱う金融業者は、金利以外に手数料という名目で、高額の負担を強いる先が多いようです。いったいどういう意味なのでしょうか。

 

金銭契約上の金利の上限は法律で定めらています。

 

  • 契約金額10万円未満→年利20.0%
  • 契約金額10万円以上100万円未満→年利18.0%
  • 契約金額100万円以上→年利15.0%

 

車金融を取り扱う金融業者は、多くがこの上限金利を守っています。

 

しかし実際には、この金利以外に車検証の名義変更として手数料を発生されているのです。

 

例えば、普通車で1万5,000円、軽自動車で7,000円といった感じです。普通車を担保とした融資の場合で、融資金額が10万円ならば、実際に手にする金額は手数料を差し引いた8万5,000円となってしまいます。

 

車検証の名義変更では、陸運局で行うと手数料が必要となります。しかし印紙代などの実費が主ですので、実際は1,000円程度の負担で済みます。これを考えると、かなり高額な手数料が請求されることになります。

 

中には数万円の手数料をろくに説明せず、いざ契約の際に要求してくる金融業者も存在していますので注意しなければいけません。

 

本物の車検証を取り上げられる

法律上では「車に車検証(原本)を備え付けなければいけない」と定められています。しかし車融資を利用すると、車検証現物を取り扱い先に預けることになります。
車検証は車の身分証明書のようなものです。

 

私たちにとっての運転免許証は健康保険証を誰かに取り上げられているのと同じ状態になってしまいます。いざ事故を引き起こした場合、思わぬトラブルを招くかもしれません。

 

自動車保険・自動車税は支払わなくてはいけない

車融資では、車検証の名義変更により、車の名義が所有者から金融業者に移行します。しかし自動車保険や自動車税は、利用者が支払う必要があります。

 

自賠責保険の更新時には、保険会社から金融業者に連絡が入りますが、支払い手続き関係の書類は金融業者から利用者に転送されることになります。

 

自動車税についても、役所からの書類は利用者に転送され、利用者自身が支払う必要がありますので注意しましょう。

 

強引に車を取り上げられることもある

何らかの事情で返済ができなくなると、通常は「返済が遅れています」といった督促を受けることになります。その段階できちんと返済を行えば、担保としての車には影響がありません。

 

しかし比較的柔軟な対応を行う金融業者の他に、かなり強引な手段を講じる金融業者も少なくありません。

 

厳しい取り立てを行ったり、中には何の通知もなく突然車を取り上げる先もあります。車を失うことで生活にも支障を生じるかもしれません。返済が遅れてしまうのには責任がありますが、この点も注意しなければいけません。

 

車融資では「自動車担保ローン」というようにそれらしい名義で広告を掲げる金融業者も多くあります。しかしその中には悪徳な金融業者も少なくありませんので、安易な利用は慎むようにしましょう。