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預金担保とは?

金融用語集   62 Views

金融機関の融資を申し込んだ場合、担保を要求されるケースがあります。「担保」といえば「不動産担保」を思いつく方も多いでしょう。しかし銀行に預金を預けている場合、有効的なものが「預金担保」です。

預金担保とは?

「預金担保」とはその名の通り預金(普通預金、定期預金、外貨預金)を担保とすることです。一般的には流動性預金である普通預金などを担保にするケースは少なく、定期預金を担保とするのが通常の取扱です。

定期預金は中途解約することも可能ですが、中途解約してしまうと受け取りできる預金利息が大幅に少なくなります。そのため担保として解約しないで融資金を受け取るという選択が取られるケースが多くあります。

金融機関にとって「美味しい」預金担保

銀行などの金融機関にとっては預金担保は「ほぼリスクがない」担保です。つまり預金と同額の融資金額であれば審査はほぼ間違いなく合格できます。それどころかそもそも審査を行わない「自動融資」をシステム化している金融機関もあります。定期預金の90%以内であればいつでも借入が可能な金融機関がほとんどです。

普通預金と定期預金が連動した「総合口座」では、普通預金に残高不足が生じた際に、自動的に融資を行う「総合口座貸越」も預金担保の一種です。

例えば残高が10万円の普通預金口座から15万円の引き落としがあった場合、通常では5万円が残高不足になりますが、総合口座貸越を使用して自動的に5万円が融資され、普通預金口座に入金されます。

預金担保は金融機関側にとってほぼリスクゼロの取扱どころか、業績面でも大きなメリットもあります。その理由は次の2点です。

①預金残高はそのまま、融資残高が増える

預金担保を利用した融資では、当然その分融資残高が増えることになります。ほぼノーリスクの融資量が増加することになります。これが預金を解約されてしまうと、預金残高がその分減ってしまいます。

②利息収入が増える

預金担保の融資では必ず「預金金利<融資金利」となります。例えば次のようなケースです。

  • 定期預金→年利0.1%
  • 融資金利→年利0.5%

この差「0.4%」が金融機関の利益となります。

「定期預金を解約するのはもったいない、担保にして融資を利用しませんか」
このような提案を金融機関担当者が行うのは、このような理由によるものです。

利用者側にとってはどうなのか?

一方、利用者側(借入側)にとってはどうなのでしょうか?

確かに定期預金を中途解約すると受取利息は少なくなってしまいます。しかし預金担保を利用した融資では、その分支払利息が受取利息以上に発生します。

定期預金満期時の受取利息<融資の支払利息」といった状況がほとんどですので、利息面だけを考えると定期預金を解約するのが正しいかもしれません。

とはいっても今後の金融機関との関係を継続したいと考えるのであれば、預金担保を活用することも必要でしょう。

預金担保で取引を継続しておけば、いざという際に支援を受けることも可能かもしれません。高額な定期預金を解約するよりは一時期借入を利用するのが賢明なケースもあるでしょう。

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